飛騨高山の城下町中心部、歴史ある町屋の建ち並ぶ古い町並(下二之町大新町伝統的建造物群保存地区)の大規模な町屋『旧村田邸』です。『村半』は、実業家の村田半六氏の屋号で、まゆの商いで財をなした人で、母家とまゆ倉庫、中庭を挟んで背面には三棟四つの土蔵が立ち並ぶ空間の多様性に富んだ町屋建築となっています。今は、若者による地域活性化を推進するための市の事務所として改修され、まちなかの拠点施設になっています。案内してくださった市の方の説明では、近所の子供たちの勉強場所としても使われていると言うことでした。また、村半さんは、民藝運動家の柳宗悦とも交流があったほか、日本画家の村田瑞江の生家であると言うことを説明していただきました。
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