桜への思い

笛吹ふるさと公園とさくら

        春霞 たなびく山のさくら花 うつろはむとや 色かはりゆく  詠人知らず (古今和歌集)



 暮れなずむころ、遠くの山並みが春霞で薄らと見える時分に訪れた、岡銚子塚古墳の『甲州・蚕影桜』を思い出して選んだ和歌です。「春霞がたなびいている山に咲いている桜の花は、色が次第に変わってゆくが散ってしまうのだろうか」という解釈がされています。岡銚子塚古墳は、笛吹ふるさと公園にあり、四方が山に囲まれた小高い場所にあります。公園の下には未来の乗り物として進められてきたリニアモーターカーの山梨リニア実験線があったり、桃の花の頃はまさに桃源郷という名に相応しい景色が楽しめます。


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