2022/04/01
桜への思い

願くば 花の下にて 春しなむ そのきさらぎの 望月の頃 西行法師
夜桜を見ていて、今のように照明機の無かった昔はどうしていたのでしょうか?万葉集や古今和歌集などに夜桜を詠んだ和歌は少ないようです。全くないと言うことでは無く、「雪と見て風にさくらの乱れば花の笠着る春の夜の月」(西行法師)など何首かあるようです。月と言えば西行法師と言われるほどで「嘆けとて月やはものを思はする かこち顔なるわが涙かな」(小倉百人一首)があります。昼間の桜と違って夜桜は幽雅で厳かな感じがしますね。写真は、山梨県の王仁塚の桜のライトアップです。
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