『しでこぶし』は、愛知県、岐阜県、三重県の限られた地方に分布する辛夷や木蓮の仲間です。かつては、伊勢湾を中心とした里山や丘陵地の湿地に見られていたようですが、開発が進み自生地が荒らされ、今では野生種の絶滅が危惧されるほど、少なくなってきているようです。『しでこぶし』は英名で「スターマグノリア」といい、星形の花が咲く木蓮の仲間という意味で、日本語の「幣辛夷」よりわかりやすいですね。開花時期は、ちょうど今頃で12枚から18枚ほどの花弁があります。
都市化が進み、古来から引き継がれてきた自然がだんだんなくなっていくようでちょっと寂しいです。先日、写真家の今森光彦さんが携わられた、NHKスペシャル「新・映像詩里山」シリーズが放送されていましたが、自然の美しさに酔いしれてしまいました。
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