霧に包まれて

コバイケイソウ
 湿原や高原では、まず白のコバイケイソウが大きな群落を作って咲き、それが終わりかけるとニッコウキスゲが次々と咲き始めて、夏が始まります。コバイケイソウは登山者に最も知られている高山植物の一つで、不思議と毎年は咲かず3〜4年に一回程度しか咲かないと言われています。雪解けの湿原や高原に、いち早く芽を出しす若芽は、ウルイやギョウジャニンニクと間違えられ易く、誤食事故が後を経たないので、注意が必要です。高山植物は、その環境が厳しいため、ほとんどが地面にへばりつくように背丈の低いものが多いです。そんな中でコバイケイソウは草丈が1mにもなる大型でかつ群生して咲くことから一際目立つ存在なのです。




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