むべなるかな(郁子の葉と花)

郁子の葉 郁子の花
 公園に郁子(ムベ)の花が咲いていました。別名は「トキワアケビ」ですが、アケビとムベは違うようです。アケビは実が熟すと裂けますが、ムベは裂けません。アケビの葉は落葉しますが、ムベの葉は常緑です。ムベは漢字で「郁子」と書きますが、「郁」という感じの意味には香りが良いこと、「子」は勿論実のことですので、良い香りのする果実という意味になります。常用句で「むべなるかな」という言葉がありますが、意味合いは「当然のこと」という意味で使われますが、その語源がムベということです。ムベの名前の由来は、天智天皇が視察に出掛けた先に、長寿のご夫婦がおったので、長寿の秘訣を尋ねたところ、ある植物の果実を差し出したそうです。天智天皇がこれを食したところ「むべなるかな」と仰ったということです。つまり、この美味しい果実を食べていれば長生きするのは当然だろうと言ったということです。その果実の正体がムベであったということです。










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