霧立ちのぼる

霧たち上る
 
         村雨の露もまだひぬ槇の葉に 霧立ちのぼる秋の夕暮れ 寂蓮法師『新古今集』

 和歌の世界では、春は霞で秋は霧という歌が多い様です。この日は生憎の空模様でしたが雲の流れもあり、降ったり止んだりという忙しいお天気でした。和歌にもあるように、夕方近くになって霧が立ちのぼり、予期せぬ風景に気持ちが昂りました。

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