見い〜つけた

みいいつけた
ハスの花を撮りに出かけたのですが、目を凝らしてみると蓮の葉にキリギリスが止まっていました。イソップ童話の『アリとキリギリス』という有名な童話を思い出しました。このお話、覚えていますか?

 ある夏の日、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごしていました。その一方で、アリは来たる冬のために食料を一生懸命家に運んでいます。

キリギリスは「食料をわざわざ運ばなくても、たくさんあるじゃないか」と話しかけると、アリは「今はたくさんあるけど、冬になると食べ物はなくなってしまうよ」と答えました。しかしキリギリスは「まだ夏は始まったばかり。楽しく歌って過ごせばいいのに」とアリをからかい、再びバイオリンを弾き始めました。

やがて秋になっても、キリギリスは遊んで暮らしています。

そして、冬がやってきました。キリギリスは食料を探すものの、周りには何もありません。お腹がすいて困り果てたキリギリスは、アリが食料を集めていたことを思い出し、分けてもらおうとアリの家を訪ねました。

キリギリスは、夏の間に働いていたアリをからかってしまったことを思い出し、食料を分けてもらえないのではと思っていましたが、アリは「どうぞ食べてください。その代わり、キリギリスさんのバイオリンを聞かせてください」と言ってくれたのです。

キリギリスは涙を流して喜び、張り切ってバイオリンを弾きました。そして次の年の夏からは、真面目に働くようになったそうです。


 『アリとキリギリス』のタイトルについては『アリとセミ』が翻訳されている中で変わったという話もありますが、話としてはキリギリスの方が良さそうですね。
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