棚田は、現在国内で耕作されている水田面積の8%を占めているようです。棚田は、山田や千枚田とも呼ばれ、傾斜が20分の1,つまり、20m進むと1m高くなる傾きのある斜面に作られた田んぼとなっています。古い歴史を持つ棚田ですが、近年は減反政策や過疎化、高齢化によって耕作放棄が大きな問題になっています。棚田は、急傾斜地に立地しているために、小区画の水田が多く、農道なども未整備で機械化もできず、どうしても手作業になり、担い手不足が問題になっています。しかし、過去の地滑り地など豊かな土壌も多く、また、山間地域は昼夜の温度差が大きいため、味の良いお米が収穫されています。雨や雪解けの水を蓄えた春先の風景はとても美しく、後世に残しておきたい日本的な情景の一つであると思います。
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2020/05/06 09:38 by 編集