08:00:00 30 あはれ花びら流れ B! 0 あはれ花びらながれ をみなごに花びらながれ をみなごしめやかに語らひあゆみ うららかの跫音〔あしおと〕空にながれ をりふしに瞳をあげて 翳〔かげ〕りなきみ寺の春をすぎゆくなり この詩は、三好達治の「甃のうへ」という詩で、丁度、今頃の季節に作られたものと思います。今や現代社会においては、このような風情が消えかけているような気がしてなりません。日本人の心を見事に表現した詩であると思います。(山梨県甲州市慈雲寺の『糸桜』) スポンサーサイト