東風吹かば にほひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ
有名な菅原道真公の歌ですね。時の権力者により追放され、九州の太宰府に左遷された時に歌ったと言われていますが、この歌と共に『飛梅』伝説も有名ですね。今でこそ花と云えば桜ですが、菅原道真公の時代は、遣唐使がもたらした中国文化の影響下にあり、花と云えば梅というのが普通であった様です。「花=桜」という日本風の好みが生まれた背景にも、菅原道真公が起因していると言われています。長年続いた遣唐使の廃止を進言したことで、その結果時代が下がって藤原道長の頃には、中国文化の影響も薄れて、独自の国風文化が花開いたと云われています。
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